金融機関は手元流動性を重視する

金融機関は手元流動性を重視する

「古内さん、手元の資金はどれくらいあればいいのですか。」

「N社長、手元の資金としては月商の1か月分はほしいです。」

「それは、どうしてですか。」

「N社長、手元資金で月商の1か月分あれば、1か月分の支払
ができるからです。」

「確かにそうですね。支払できる資金が無ければ会社は事業
を続けられないですよね。」

「N社長、その通りです。月商の1か月は最低ラインで、
できれば月商の3か月分あると安心です。」

「月商の3か月分の資金を貯めるのは結構大変ですね。」

「N社長、資金は事業の利益だけでなく、借入でもいいんです。
中小企業の場合は、借入を上手に使って資金を持つのが
いいです。」

「借入で資金を増やせばいいのですね。」

「N社長、金融機関は手元にどれだけ資金があるかを重視
します。手元に資金が無ければ会社は倒産するからです。」

「金融機関は、手元の資金を重視するのですね。だから、
借入で資金を増やしてもいいのですね。」

「N社長、手元に資金があれば事業に集中できるので、業績
を上げやすくもなります。」

「資金のことばかり考えていたら、本業に手が付かなくなり
ますね。」

「N社長、そうすると事業に専念できないので、どんどん
業績が悪化してしまいます。それほど、手元の資金は
重要なのです。」

「手元の資金があることによって本業に集中できて、さらに
金融機関にも評価してもらえるなら、それに越したことは
ないですよね。」

「N社長、そうなんです。なので、借入をもっと有効に使って
手元の資金に余裕を持ってほしいのです。」

「古内さん、よくわかりました。」

今回もお読みいただきありがとうございます。

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