財務諸表は見せ方が大切

財務諸表は見せ方が大切

「古内さん、金融機関は貸借対照表や損益計算書のどこを
見ているのですか。」

「N社長、貸借対照表であれば手元の現預金の残高や借入金
の残高から返済が大丈夫かを見ています。損益計算書で
あれば、借入金の返済原資である経常利益がどれくらい
出ているかを見ています。」

「そうなんですね。どんな貸借対照表や損益計算書がいい
のですか。」

「N社長、貸借対照表は資産・負債・純資産という3つで
構成されていますが、資産はより上位科目(すぐ現金化
できる)へ持って行き、負債はより下位科目(すぐに返済
しなくてよい)へ持って行き、純資産を増やしていくのが
いいです。」
「損益計算書は、収益はより上位科目(営業外利益より売上)
へ持って行き、費用はより下位科目(営業外費用より特別
損失)へ持って行くのがいいです。」

「具体的にどうすればいいのですか。」

「N社長、実際は私たちが対策をします。どんなことをするか
例をあげると、社長からの借入金は短期借入金ではなく、
長期借入金にするということです。」

「貸借対照表や損益計算書に対策をするとどうなるのですか。」

「N社長、貸借対照表や損益計算書に対策をすると、格付が
上がり会社の評価が上がります。そうすると融資が受けや
すくなったりもします。」

「そうなんですね。対策をするといいことがあるんですね。」

「N社長、対策をするかしないかで金融機関に対する評価が
変わるのであれば、対策したほうがいいのです。」

「そうですね。そこまで考えていただいているのですね。」

「N社長、できることはとことんしますよ。」

「古内さん、よくわかりました。」

今回もお読みいただきありがとうございます。

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