銀行員との付き合い方

銀行員との付き合い方

「古内さん、金融機関との関係づくりが大切なことはわかり
ましたが、銀行員とはどう付き合えばいいのですか。」

「N社長、銀行員との付き合い方で大切なのは、こまめに
会うことと、タイムリーに情報を提供することです。」

「そうなんですね。銀行員はどうしてもとっつきにくい
感じがするんです。」

「N社長、イメージとしてとっつきにくいがあると思いますが、
私が知っている銀行員でそんな方はいないですよ。
どちらかというと、きちんと話しを聞いてくれて会社を応援
したいという方が多いですね。」

「それは、意外ですね。」

「N社長、銀行員も人ですから知り合いになれば応援したく
なります。まして融資をしている会社には頑張ってもらい
たいものです。」

「そうなんですね。少し見方が変わりました。どうして
こまめに会う必要があるのですか。」

「N社長、私たちもそうだと思うのですが、1か月に1回で
2時間会うよりも、1か月に1回5分で10回会う方が、
印象に残りますし、親しみを感じませんか。」

「確かにそうですね。」

「N社長、親しくなるためには時間ではなく、回数なんですよ。
なので、こまめに会って銀行員と親しくなるんです。」

「こまめに会うことはわかりましたが、タイムリーに情報を
提供するのはどうしてですか。」

「N社長、それは銀行員が会社の情報を欲しがっているから
です。銀行員は情報が無ければ何もできないのです。
特に悪い情報や困っていることは、銀行員が欲しい情報
なのです。」

「悪い情報を欲しいのですか。」

「N社長、銀行員も人だということは、さっきも言いましたよね。
こまめに会って親しくなっていれば、会社が困っているときに
何とかしたいと思うのです。
私たちも、親しい人が困っているときには何とかしたいと思う
のと同じです。」

「そうですよね。親しい人は助けたいですね。」

「N社長、なので銀行員にはいい情報も悪い情報も定期的に
提供する必要があります。金融機関はネットワークも持って
いるので、融資だけでなく仕事のマッチングや業者の紹介
をしてもらえるのです。」

「金融機関は、そんなこともしているのですね。」

「N社長、金融機関は色々なことをしているので、どんどん
活用してください。銀行員も金融機関の活用を望んでいます。
銀行員と親しくなってきちんと情報を提供していれば、
銀行員から情報や提案をしてもらえるようになります。」

「それは、いいですね。これから、金融機関を活用します。
古内さんも協力をお願いします。」

今回もお読みいただきありがとうございます。

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