業績は定期的に報告する

おはようございます。
台風が近づいていて、天気は悪くなりますが
気分は晴れやかに過ごしましょう。

「古内さん、試算表を毎月作成したほうがいいことは
わかりましたが、融資のとき以外は金融機関に
出さなくていいのですか。」

「N社長、せっかく毎月試算表を作るのであれば、
定期的に金融機関へ報告してください。」

「なぜ、金融機関へ報告するのですか。」

「N社長、金融機関は会社の情報を欲しいのです。
特に融資をしている場合には、その会社の状況
を知りたいのです。」

「当社は、毎年決算書を金融機関に提出しています。」

「N社長、決算書を提出することはもちろん必要なの
ですが、決算書だと１年間業績がわかりません。
それは、会社にとっても金融機関にとってもいい
ことではないのです。」

「何でですか。」

「N社長、もし期の途中で資金繰りが大変になった
場合に定期的に報告をしていれば、金融機関は
業績を確認しているので、タイムリーな支援が
できます。」
「しかし、定期的な報告をしていなければ、すでに
資金繰りが悪いので、支援の方法が限られてきたり
支援を受けられないこともあります。」

「それは、困ります。」

「N社長、そうならないためにも少なくとも３か月
ごとに、できれば毎月業績報告するのです。
そうすることで、金融機関からの信用も増します。」

「そうなんですね。」

「N社長、定期的な業績報告をしている会社はほとんど
ありません。業績報告をするだけで他の会社より
色々な意味で有利になるのです。」

「それなら、業績報告したほうがいいですね。」

「N社長、ぜひこれから定期的に業績報告をして下さい。
業績報告に不安があるようでしたら、私が金融機関に
同行しますので言ってください。」

「それなら、安心です。古内さん、ぜひお願いします。」

今回もお読みいただきありがとうございます。